銭の親は銭
読み方:ぜに の おや は ぜに
意味
金銭は、それ自体を元手としてさらに金銭を生み出す、という意味。資本や貯蓄があれば、それを商売・投資・貸付などに回して利益を得られるため、金のある者ほど金を増やしやすいことをいう。
由来
正確な成立時期や初出は明らかではない。江戸時代以降に広まった金銭・商売に関することわざとされ、尾張地方で用いられた尾張いろはかるたの「せ」の札にも採られている。
備考
「銭」は古い貨幣名だが、このことわざでは広く金銭・資本を指す。金が自動的に増えるという意味ではなく、元手を活用して利益を得るというたとえである。
別表記
- 金の親は金
誤用・混同注意
- 親から受け継ぐ財産だけを指す表現ではない。金銭を元手にして、さらに利益や金銭を生み出すという意味である。
例文
- 事業を始めるには元手が要る。銭の親は銭というから、まず資金を蓄えよう。
- 利息や配当を再投資して資産を増やす仕組みは、まさに銭の親は銭だ。
- 彼は小さな利益も運転資金に回した。銭の親は銭と考えて、資本を減らさなかったのだ。
分類
類義語
- 金が金を生む
- 金は金を生む
- 富める者はますます富む
対比・対照ことわざ
- 金は天下の回りもの