金銀も時の物、命は一代の宝
読み方:きんぎんも ときのもの、 いのちは いちだいのたから
意味
金銀などの財産は、時勢や機会によって失っても再び得られることがある。しかし命は一生に一度しかない、何ものにも代えがたい宝である。利益や財産に執着して危険を冒すより、まず生命を大切にすべきだという教え。
由来
作者・初出および正確な成立年は不詳である。江戸時代(17~19世紀)に流布した上方いろはかるたの「き」の札として知られ、定着したとされる。金銀は時勢や機会によって得失しうる一方、命は一生に一度の宝であるという民間の人生訓を表した句である。
備考
上方いろはかるたの「き」に当たる句として知られる。財産そのものを無価値とするのではなく、損得や金銭より安全と生命を優先すべきだという戒めである。
別表記
- 金銀は時の物、命は一代の宝
- 金銀も時のもの、命は一代の宝
例文
- 危険な場所へ財産を取りに戻ってはいけない。金銀も時の物、命は一代の宝だ。
- 事業で損をしても、無理をして体を壊してはならない。金銀も時の物、命は一代の宝という。
- 災害時は持ち物より避難を優先しよう。金銀も時の物、命は一代の宝だからである。