金貸せば友を失う
読み方
かね かせば とも を うしなう意味
友人に金を貸すと、返済の遅れや催促、遠慮や不信感が生じやすく、かえって友情を損なうことがある、という戒め。親しい間柄でも金銭の貸し借りは人間関係を壊す原因になりやすいという意味。由来
正確な成立時期は不詳。日本では近世以降、町人社会で金銭貸借が日常化する中で広まった生活上の戒めと考えられる。また英語のことわざ “Lend your money and lose your friend.” と同趣旨で、西洋由来の表現が明治以降に紹介・定着した可能性も指摘される。備考
「金を貸せば友を失う」とも言う。友人への不信を勧める言葉ではなく、金銭トラブルを避けるための実用的な戒めとして使われる。例文
- 親友に頼まれても大金を貸すのは慎重にしたほうがいい。金貸せば友を失うというからね。
- 彼は同僚に何度もお金を貸したが、返済をめぐって口論になり、まさに金貸せば友を失う結果になった。
- 助けたい気持ちはあるが、金貸せば友を失うとも言うし、貸すならあげるつもりで渡したほうがいい。
- 学生時代からの友人だからこそ、金銭の貸し借りは避けている。金貸せば友を失うという教訓を忘れたくない。
- 父は私に、友達に金を貸すときは必ず借用書を作れ、金貸せば友を失うこともある、と忠告した。
類義語
- 金の切れ目が縁の切れ目
- 貸した金は戻らぬものと思え
- 金銭の貸借は不和のもと
- 親しき仲にも礼儀あり
対義語
- 金は天下の回り物
- 情けは人のためならず