金請けするとも人請けするな
読み方
かねうけ するとも ひとうけ するな意味
金銭の保証人になることも危険だが、人の身元・行状・働きぶりまで保証する「人請け」はさらに危ないので避けよ、という戒め。金額には限度があっても、人の行動は予測できず、思わぬ責任や損害を負うことがあるという意味。由来
「金請け」は借金など金銭上の保証をすること、「人請け」は奉公人・雇い人などの身元や行状を保証すること。近世、とくに江戸時代には奉公契約で「人請け証文」を出す慣行があり、その社会経験から生まれた戒めと考えられる。正確な成立年は不明。備考
現代では「身元保証人」「連帯保証人」への注意として使われる。やや古風な言い回しで、日常会話より教訓的・説明的な文脈に向く。例文
- 友人に連帯保証人を頼まれたが、父は「金請けするとも人請けするな」と言って断るよう勧めた。
- いくら昔からの知り合いでも、彼の勤務態度まで保証するのは危険だ。金請けするとも人請けするな、だよ。
- 親戚の就職先に身元保証人として名前を貸してほしいと言われ、祖母の「金請けするとも人請けするな」という言葉を思い出した。
- 部下を推薦するだけならともかく、損害まで責任を負う書類に署名するのは避けたい。まさに金請けするとも人請けするなである。
- 人柄は悪くないと思っていた友人が職場で問題を起こし、保証人になった人が苦労したと聞いて、金請けするとも人請けするなということわざの重みを感じた。
類義語
- 請け人になるな
- 保証人にはなるな
- 判はついても保証人になるな
- 人の保証はするな
対義語
- 人を見たら泥棒と思え