金持ち苦労多し
読み方
かねもち くろう おおし意味
財産が多い人は楽に見えても、実際には財産の管理・維持、相続、税金、人間関係、盗難や損失への不安など、金持ちならではの悩みや苦労が多いという意味。富が必ずしも安心や幸福だけをもたらすわけではない、という戒めを含む。由来
明確な出典や成立年は不詳。古くからある富裕層への観察や教訓に基づく言い回しで、財産を持つことに伴う心配や負担を表したもの。近世以降、町人社会で金銭や財産の管理が重要になる中で広まったと考えられるが、正確な時代は不明。備考
裕福な人を単に皮肉るより、富に伴う責任や不安を述べる表現。会話では「お金持ちも大変だ」という含みで使われることが多い。例文
- 大きな会社を継いだ彼はうらやましがられるが、毎日資金繰りに悩んでいて、まさに金持ち苦労多しだ。
- 豪邸に住んでいるから幸せとは限らない。警備や税金の心配を聞くと、金持ち苦労多しだと思う。
- 遺産を相続した友人は親族間の争いに巻き込まれ、金持ち苦労多しを身をもって知った。
- 投資で成功した彼女は、今度は資産をどう守るかで眠れないらしい。金持ち苦労多しとはよく言ったものだ。
- 周囲は社長を気楽な立場だと思っているが、社員の生活を背負う重圧を考えると金持ち苦労多しである。
類義語
- 金持ち身が辛い
- 富貴は憂い多し
- 金があれば苦労がある
対義語
- 貧すれば鈍する
- 貧乏暇なし