金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い
読み方
かねもち と はいふき は たまる ほど きたない意味
金持ちは財産が増えれば増えるほど、さらに欲深くなったり、金に執着してけちになったりしがちだ、という皮肉。灰吹きが灰や吸い殻をためるほど汚くなることにたとえて、富の蓄積と人の卑しい執着を批判することば。由来
灰吹きは、刻みたばこを吸う煙管の灰や吸い殻を落とすための道具。灰がたまるほど汚くなる様子を、財産がたまるほど金銭欲や吝嗇が目立つ金持ちにたとえた。成立時期は正確には不明だが、煙管喫煙が庶民に広がった江戸時代(17〜19世紀)以降の生活感覚に基づくことわざと考えられる。備考
金持ち一般を悪く言う強い皮肉表現。現代では「灰吹き」が分かりにくいため、説明なしでは通じにくいことがある。会話ではやや古風。例文
- 彼は何億も持っているのに一円単位まで割り勘にこだわる。まさに金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いだ。
- 会社が大きくなるほど下請けへの支払いを渋るようになった社長を見て、金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いと思った。
- 祖母は、財産が増えてから寄付をやめたあの家のことを、金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いと言っていた。
- 十分に利益が出ているのに社員の備品代まで削るなんて、金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いというものだ。
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚いと言うが、彼は成功しても気前のよさを失わない珍しい人だ。
類義語
- 金持ちほどけち
- 金持ち金使わず
- 欲には限りがない
- 守銭奴
対義語
- 衣食足りて礼節を知る
- 金持ち喧嘩せず
- 富貴にして善をなす