金の貸し借り不和の基
読み方
かね の かしかり ふわ の もと意味
お金の貸し借りは、返済の遅れ、金額や約束の食い違い、感情的なしこりなどを生みやすく、人間関係が悪くなる原因になるという戒め。親しい間柄でも金銭のやり取りは慎重にすべきだ、という意味。由来
正確な成立年代や初出は不明。近世から近代にかけて、庶民生活の中で金銭貸借が親族・友人・近隣関係の争いを招きやすいという経験則から生まれた教訓的な言い回しと考えられる。「基」は「原因・もと」の意。備考
「金の貸し借りは不和の基」と助詞「は」を入れて言うことも多い。親しい関係ほど金銭問題でこじれやすいという生活上の戒めとして使われる。例文
- 親友だからこそ、金の貸し借り不和の基と思って、貸すなら贈るつもりで渡したほうがいい。
- 兄弟の間でも、金の貸し借り不和の基だから、借用書を作っておこう。
- 軽い気持ちで同僚にお金を貸したが、返済が遅れて気まずくなり、まさに金の貸し借り不和の基だと感じた。
- 祖母はいつも、どんなに仲がよくても金の貸し借り不和の基だから気をつけなさいと言っていた。
- 友人から大きな額を借りたいと頼まれたが、金の貸し借り不和の基なので、別の方法を一緒に探すことにした。
類義語
- 金の切れ目が縁の切れ目
- 金が敵
- 金銭は親子の仲をも裂く
- 貸した金はやったものと思え
対義語
- 金は天下の回り物