金に目鼻はない
読み方:かね に めはな は ない
意味
金銭には目や鼻のような個別の特徴がないため、いったん他の金と混ざれば、誰の金だったか区別しにくいということ。また、金は持ち主の身分や人柄を選ばず、誰の手にも渡りうることにもいう。
由来
正確な成立時期や最初の出典は不明である。金銭そのものには人の顔のような「目鼻」がなく、持ち主を見分けたり、渡る相手を選んだりできないという性質をたとえた、日本で成立したことわざとされる。
備考
主に現金の代替性・識別の難しさを表す。電子決済や紙幣番号によって追跡できる場合もあるが、ことわざは金銭一般を比喩的に述べたもの。
別表記
- 金に目鼻なし
- 金に目鼻がない
- 銭に目鼻はない
誤用・混同注意
- 「金には価値がない」「金は汚いものだ」という意味で解釈するのは誤り。金銭に個別の特徴がなく、持ち主や渡る相手を区別しないことをいう。
例文
- 現金は他の紙幣と混ざってしまえば持ち主を特定しにくい。まさに金に目鼻はない。
- 出どころが違っても、一万円札は同じ一万円札として使われる。金に目鼻はないということだ。
- 金に目鼻はないからこそ、会社では領収書や帳簿を残して資金の流れを管理する必要がある。
分類
対比・対照ことわざ
- 金は天下の回りもの