金と子供は使うほど増える
読み方:かね と こども は つかう ほど ふえる
意味
金は貯め込むだけでなく、商売・投資・必要な事業などに上手に回せば利益を生み、増えることがあるということ。また、子供は年齢に応じた仕事や役目を任せて経験を積ませれば、能力が育ち、働き手として役立つようになるという、昔の生活上の知恵をいう。
由来
日本の生活・商いに根差して伝わることわざである。成立時期や最初に記された資料は明確ではない。金を元手として運用する考え方と、家業・農作業などで子供にも役目を担わせて技能を身に付けさせた近世以降の生活観を背景にした表現と考えられる。
備考
「子供を使う」は、現代では子供を労働力として扱うように響くことがある。現在は児童労働を肯定する意味では用いず、年齢に応じて役割や経験の機会を与えるという比喩として扱うのが望ましい。
別表記
- 金と子どもは使うほど増える
- 金と子供は使う程増える
誤用・混同注意
- 「子供」の人数が実際に増えるという意味ではない。ここでは、子供に役目や経験を与えることで能力が育ち、働き手として役立つようになるという古い考え方をいう。
- 現代において子供を労働力として酷使することを勧める表現ではない。
例文
- 祖父は元手を寝かせず商売に回し、「金と子供は使うほど増える」とよく言っていた。
- 子供にも年齢に合った家の手伝いを任せて経験を積ませるのは、昔の「金と子供は使うほど増える」という考え方に通じる。
- 資金をただ保有するのでなく設備や人材に投じるべきだという意見は、「金と子供は使うほど増える」ということわざを思わせる。
分類
類義語
- 金は天下の回りもの
対比・対照ことわざ
- 金は天下の回りもの
- 可愛い子には旅をさせよ