金があれば馬鹿も旦那
読み方
かね が あれば ばか も だんな意味
お金を持っていれば、たとえ愚かで人格や能力に乏しい人でも、立派な人物や主人のように扱われ、周囲から敬われたり重んじられたりするということ。世の中では人の中身より財力が評価されやすい、という皮肉を含むことわざ。由来
正確な初出年は不明。江戸時代以降の町人社会で、商家の主人や有力な金主を指す「旦那」という語が広まり、財力のある者が身分や才覚以上に重んじられる世相を風刺して生まれた言い回しと考えられる。備考
金銭万能の世相を皮肉る表現。人を直接「馬鹿」と評するため、面と向かって使うと失礼になりやすく、批評・風刺の文脈で用いるのが一般的。例文
- 彼は仕事ぶりは頼りないが、資産家だというだけで皆に持ち上げられている。まさに金があれば馬鹿も旦那だ。
- あの社長は判断を何度も誤ったのに、資金力があるから取引先は頭を下げる。金があれば馬鹿も旦那というわけだ。
- 選挙になると、政策より資金力のある候補に人が集まるのを見ると、金があれば馬鹿も旦那だと思う。
- 急に宝くじで大金を得た彼に、周囲が急に丁寧な態度を取り始めた。金があれば馬鹿も旦那とはよく言ったものだ。
- 人格を磨かず金だけを誇る人が尊ばれる社会では、金があれば馬鹿も旦那という皮肉が現実味を帯びる。
類義語
- 金が物を言う
- 地獄の沙汰も金次第
- 銭ある時は鬼をも使う
- 金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる
- 金の光は阿弥陀ほど
対義語
- 金で人の価値は決まらない
- 人は金では買えない
- 人柄は金にまさる