金があれば地獄も極楽
読み方:かね が あれば じごく も ごくらく
意味
金銭が十分にあれば、どれほど苦しい環境や嫌な状況であっても、生活を楽にしたり有利にしたりでき、極楽のように感じられるという意味。金の持つ大きな力を、やや皮肉を込めて言う。
由来
江戸時代後期ごろから広まったと考えられる民間のことわざで、正確な初出や成立年は未詳である。金銭の力が社会生活を左右するという近世の世相を表しており、上方いろはかるたの「か」の札としても知られる。
備考
金銭万能を無条件に肯定する言葉ではなく、金が苦労や不都合を和らげる現実を皮肉に表す。人や状況を金だけで評価する文脈では注意が必要。
別表記
- 金さえあれば地獄も極楽
例文
- 過酷な仕事でも高い報酬が得られるなら耐える人がいる。まさに金があれば地獄も極楽だ。
- 待遇を聞いた彼は、「金があれば地獄も極楽ということか」と苦笑した。
- 不便な土地での暮らしでも、十分な資金があれば快適に整えられる。金があれば地獄も極楽とはよく言ったものだ。
分類
類義語
- 地獄の沙汰も金次第
- 金の力は恐ろしい
対義語
- 金より心
- 清貧に安んずる