酸っぱい葡萄
読み方
すっぱい ぶどう意味
欲しいものや達成したいことが手に入らなかったとき、「どうせ価値がない」「たいしたものではない」と自分に言い聞かせて、悔しさや敗北感をごまかすこと。負け惜しみや自己正当化の心理を表す。由来
古代ギリシアの寓話『イソップ物語』の「狐と葡萄」に由来する。高い所の葡萄を取れなかった狐が「あれはどうせ酸っぱい」と言って去る話で、原型は紀元前6世紀ごろのイソップに結びつけられるが、現在の形は後世の寓話集で整えられた。日本では明治期以降、翻訳を通じて広まった。備考
日常会話では「負け惜しみ」に近い表現。相手に直接使うと皮肉・批判に聞こえやすい。漢字表記の「酸っぱい葡萄」と、かな書きの「すっぱい葡萄」の両方が見られる。例文
- 第一志望の会社に落ちた途端、「あそこはブラック企業っぽいし」と言うのは、まさに酸っぱい葡萄だ。
- 高級車を買えないからといって「燃費が悪いだけ」とけなすのは、酸っぱい葡萄に聞こえる。
- 彼女に誘いを断られた彼は、「実はタイプじゃなかった」と強がったが、周囲には酸っぱい葡萄だと分かっていた。
- 入賞できなかった選手が「この大会はレベルが低い」と言い出し、監督は酸っぱい葡萄のような発言はやめなさいと諭した。
- 欲しかった限定品を買えなかったので「デザインが微妙だった」と言ってしまい、自分でも酸っぱい葡萄だと思った。
類義語
- 負け惜しみ
- 合理化
- 手に入らないものをけなす
- 狐と葡萄
対義語
- 高嶺の花
- 憧れを素直に認める