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遠雷に雨なし

読み方

えんらい に あめ なし

意味

遠くで鳴っている雷は、その場所では雨を降らせないという意味。転じて、遠方で起きている騒ぎや不安な知らせは、実際には自分の身近な問題や被害に結びつきにくい、というたとえにも用いられる。

由来

農村や漁村などで天候を読む経験から生まれた天気俚諺。雷雲が遠くにある場合、音だけが届き、雨域はその地域に及ばないことが多いという観察に基づく。成立時期は不明だが、近世以降に各地の天気ことわざとして伝承されたと考えられる。

備考

主に天気に関することわざ・俚諺。比喩的に使う場合もあるが、やや古風で日常会話では頻度は高くない。実際の天候判断では例外も多い。

例文

  • 遠雷に雨なしというから、あの雷の音だけで慌てて洗濯物を取り込む必要はないかもしれない。
  • 海外市場の混乱が報じられたが、今回は遠雷に雨なしで、国内の取引には大きな影響がなかった。
  • 山の向こうで雷が鳴っているが、祖父は遠雷に雨なしと言って畑仕事を続けた。
  • 噂だけが大きく広がったものの、結局は遠雷に雨なしで、会社の方針は何も変わらなかった。
  • 遠雷に雨なしとはいえ、天気が急変することもあるので、登山では油断しないほうがいい。

類義語

  • 遠くの雷は雨にならぬ
  • 遠雷雨を降らさず
  • 遠くの雲は雨にならぬ

対義語

  • 夕立は馬の背を分ける

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