遠慮は無沙汰の始まり
読み方
えんりょ は ぶさた の はじまり意味
相手に気を遣いすぎて訪問や連絡を控えていると、そのまま疎遠になってしまうということ。遠慮は礼儀でもあるが、度が過ぎると交際を絶やす原因になる、という戒め。由来
正確な初出や成立年は不明。手紙・訪問によって交際を保っていた時代の生活感覚から生まれた俗諺とされる。少なくとも近代以降のことわざ辞典類に見える表現で、江戸期から明治期にかけての人づきあいの心得が背景にあると考えられる。備考
「遠慮するな」という乱暴な意味ではなく、礼を失わない範囲で連絡や訪問を怠らないよう促す表現。親しい相手や世話になった相手について使うことが多い。例文
- お世話になった先生に連絡したいのに迷っているなら、遠慮は無沙汰の始まりだから、まず一通メールを送ってみよう。
- 忙しいだろうと遠慮して誘わずにいたら、いつの間にか友人と疎遠になった。まさに遠慮は無沙汰の始まりだ。
- 実家に電話するのを遠慮していたが、母に『遠慮は無沙汰の始まりよ』と言われて反省した。
- 取引先への確認をためらっていると関係が薄くなる。遠慮は無沙汰の始まりだから、丁寧に連絡しておこう。
- 久しぶりの同窓会に参加するか迷ったが、遠慮は無沙汰の始まりと思い、思い切って出席した。
類義語
- 去る者は日々に疎し
- 遠慮は無沙汰になる
- 遠慮は疎遠の始め
対義語
- 親しき仲にも礼儀あり