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道は近きにあり

読み方

みち は ちかき に あり

意味

人として踏み行うべき正しい道や、物事を解決するための手がかりは、遠く特別な所にあるのではなく、日常の身近なところや基本的な行いの中にある、という意味。難しく考えすぎず、まず足元を見よという戒め。

由来

中国戦国時代の思想家・孟子の言葉に由来する。『孟子』離婁上に「道在邇而求諸遠、事在易而求諸難」(道は近くにあるのに遠くに求め、事は易しい所にあるのに難しい所に求める)とあり、紀元前4世紀ごろの儒家思想が出典。日本では漢籍の教養を通じて格言・ことわざとして用いられるようになった。

備考

「近き」は文語形で、現代語では硬い表現。教訓的・哲学的な文脈で使われ、日常会話ではやや改まった響きがある。

例文

  • 成功の秘訣を海外の本ばかりに探していたが、先輩は「道は近きにあり、まず毎日の練習を見直せ」と言った。
  • 地域活性化の案に悩んでいたが、地元の商店街の声を聞くうちに、道は近きにありだと気づいた。
  • 子どもの教育で特別な教材を探す前に、親子の会話を大切にすることこそ必要だ。まさに道は近きにありである。
  • 会社の課題を解く鍵は最新の理論ではなく、現場の小さな不満の中にあった。道は近きにありとはこのことだ。
  • 幸せを遠い理想にばかり求めていたが、家族と食卓を囲む時間に満たされて、道は近きにありと思った。

類義語

  • 道は邇きに在り
  • 灯台下暗し
  • 事は易きにあり

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