過ちは好む所にあり
読み方
あやまち は このむ ところ に あり意味
好きなことや得意なことには注意が緩んだり欲が出たりして、かえって失敗・過失が起こりやすいという戒め。また、人は自分の好む対象に弱点を持ちやすい、という意味でも使う。由来
成立時期・初出は未詳。人の失敗は、その人が好んで近づく事柄や得意とする領域に生じやすいという古くからの生活上の教訓に基づくことわざで、近世、すなわち江戸時代頃には同趣旨の俚諺として広まっていたと考えられる。備考
「好きなものほど注意せよ」という戒め。上達を説く「好きこそ物の上手なれ」とは対照的。やや古風で、会話より文章・教訓的文脈で使われやすい。例文
- 釣りが大好きな父ほど、道具の確認を怠って竿を忘れた。まさに過ちは好む所にありだ。
- 彼女は甘い物に目がなく、体調管理に失敗した。過ちは好む所にありというから、好きなものほど節度が必要だ。
- ベテランの料理人が得意料理で塩加減を間違えたと聞き、過ちは好む所にありだと思った。
- ネットショッピングが趣味の彼は、つい不要な物まで買ってしまう。過ちは好む所にありで、油断は禁物だ。
- 運転好きの兄は長距離ドライブで無理をしがちだ。過ちは好む所にありだから、休憩を取るよう注意した。
類義語
- 河童の川流れ
- 弘法にも筆の誤り
- 猿も木から落ちる
- 好きには身をやつす
対義語
- 好きこそ物の上手なれ