過ぎぬる事は及ばぬ事
読み方
すぎぬる こと は およばぬ こと意味
過ぎ去ってしまった事柄は、いくら悔やんだり考え直したりしても、もう自分の力ではどうすることもできないという意味。過去への後悔にとらわれず、現実を受け入れて先に進むべきだという戒めとして使われる。由来
「過ぎぬる」は文語で「過ぎてしまった」、「及ばぬ」は「力が届かない・どうにもならない」の意。特定の作者や初出年は不明。古典語の形を残すため、近世以前から口承・俚諺として広まった処世訓と考えられるが、正確な成立時期は未詳。備考
文語的で古風な響きがある。日常では「済んだことは仕方がない」が一般的。相手の失敗に対して使うと、反省を軽んじるように聞こえる場合がある。例文
- 試験で時間配分を誤ったのは悔しいが、過ぎぬる事は及ばぬ事だ。次の科目に集中しよう。
- 契約を逃したことを責め合っても仕方ない。過ぎぬる事は及ばぬ事として、原因を分析しよう。
- 彼は昔の失敗を何度も思い出していたが、友人に「過ぎぬる事は及ばぬ事だよ」と励まされた。
- あの時もっと早く決断していればと言っても、過ぎぬる事は及ばぬ事で、今できる対応を考えるしかない。
- 謝罪と反省を済ませたら、過ぎぬる事は及ばぬ事と心を切り替え、同じ過ちを繰り返さないことが大切だ。
類義語
- 済んだことは仕方がない
- 後悔先に立たず
- 覆水盆に返らず
- 死んだ子の年を数える
- 落花枝に返らず
対義語
- 取り返しがつく
- 挽回できる
- 後からでも間に合う