運は時の運
読み方
うん は とき の うん
意味
人の成功や失敗、幸運や不運は、本人の能力や努力だけで決まるのではなく、その時々の時機・情勢・巡り合わせに大きく左右されるという意味。「時」がよければ運も向くが、時機が悪ければ実力があっても結果が出ないことがある、という考えを表す。
由来
「運」と「時機(その時々の情勢・巡り合わせ)」の深い関係を表した、日本で古くから用いられることわざである。特定の書物に由来するという確かな初出や成立年代は明らかではない。「運も時の運」ともいい、江戸時代以前から口頭で伝えられてきたと考えられるが、正確な成立時期は不明である。
備考
努力や実力を否定する言葉ではなく、結果には時機や偶然も関わるという意味で使う。失敗した人を慰める際にも用いるが、言い方によっては運任せ・宿命論的に聞こえることがある。
例文
- 試合は実力が伯仲しているので、最後は運は時の運だ。
- 同じ企画でも市場に出す時期で評価が変わる。まさに運は時の運である。
- 彼は不採用を必要以上に悔やまず、「今回は運は時の運だった」と気持ちを切り替えた。
類義語
- 運も時の運
- 時の運
- 人間万事塞翁が馬
- 禍福は糾える縄の如し