運のよい者に如くはない
読み方
うん の よい もの に しく は ない意味
どれほど実力・知恵・努力があっても、幸運に恵まれた人にはかなわないということ。物事の成否には、人の力ではどうにもならない運の働きが大きい、という意味で使う。由来
成立時期や初出は不詳。「如く(しく)」は古語で「匹敵する・及ぶ」の意で、「〜に如くはない」は「〜に及ぶものはない」という文語表現。古くからの文語的言い回しが、運の強さを説くことわざとして定着したものと考えられる。少なくとも近世以降のことわざ類に見られる表現で、正確な年代は不明。備考
やや古風で文語的な言い方。「如く」は「ごとく」ではなく、この成句では「しく」と読む。努力を否定するより、運の強さを嘆息・感心して言う場合が多い。例文
- 彼は準備不足だったのに抽選に当たり、まさに運のよい者に如くはないと思った。
- 実力ではこちらが上だったが、相手に好条件が重なって負けた。運のよい者に如くはない。
- 同じ企画を出しても、時流に乗った彼だけが採用された。運のよい者に如くはないものだ。
- 宝くじで大金を当てた友人を見て、運のよい者に如くはないと皆で驚いた。
- 努力は大切だが、最後の一押しは運だ。運のよい者に如くはないという言葉を実感した。
類義語
- 運に勝るものはない
- 運は知恵の上
- 勝負は時の運
- 運の前に理屈なし
- 果報は寝て待て
対義語
- 努力に勝るものはない
- 実力に勝るものはない
- 天は自ら助くる者を助く