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遊びに師なし

読み方

あそび に し なし

意味

遊びや楽しみごとは、特に先生に教わらなくても、人は興味や好奇心に引かれて自然に覚え、上達していくものだという意味。好きなことは自分から工夫して身につける、という前向きな意味で使う一方、賭け事や道楽など悪い遊びを覚える早さを皮肉って言うこともある。

由来

明確な初出や成立年代は不詳。日本の近世以降の庶民生活の中で、遊興・道楽・娯楽は師匠につかなくても自然に覚えるという経験則から生まれたことわざとされる。江戸時代には遊芸や遊里文化が広がり、類似の発想が口承で定着したと考えられるが、正確な年は不明。

備考

「遊び」は娯楽全般を指すが、文脈によっては道楽・賭博・放蕩を含む。肯定的にも皮肉にも使えるため、相手や場面に注意。

例文

  • 息子は誰にも教わっていないのにゲームの操作だけはすぐ覚えた。まさに遊びに師なしだ。
  • 釣りを始めたばかりなのに、彼は毎週通って自分でこつをつかんだ。遊びに師なしとはよく言ったものだ。
  • 勉強はなかなかしないのに、動画編集の技術は独学で身につけてしまうのだから、遊びに師なしだね。
  • 祖父は将棋を友人の対局を見て覚えたそうだ。好きなことには遊びに師なしという力がある。
  • 悪い仲間と付き合い始めてから賭け事を覚えるのが早かった。遊びに師なしとはいえ、親としては心配だ。

類義語

  • 好きこそ物の上手なれ
  • 習うより慣れろ
  • 道楽に師匠なし
  • 門前の小僧習わぬ経を読む

対義語

  • 餅は餅屋
  • 芸は道によって賢し
  • 学問に王道なし

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