連木で腹を切る
読み方
れんぎ で はら を きる意味
刃のない木の道具で腹を切ろうとしても不可能であることから、到底できないこと、実現の見込みがないことのたとえ。無理な企てや、やると言っても実際には成し遂げられないことを指す。由来
「連木」は、すり鉢で物をすりつぶすための木製の棒、すなわち擂粉木のこと。刃物ではない連木で切腹しようとしても腹は切れない、という滑稽な比喩から生まれた。成立年代は不詳だが、近世以降の俗諺として伝わった表現と考えられる。備考
古風でやや硬いことわざ。日常会話では「無理な話」「できない相談」のほうが一般的。相手の計画を強く否定する響きがあるため、使用場面に注意。例文
- 経験も資金もないまま一週間で全国展開するなんて、連木で腹を切るような話だ。
- 彼は一人でこの巨大なシステムを明日までに作ると言うが、連木で腹を切るに等しい。
- 準備をまったくせずに難関試験に合格しようとするのは、連木で腹を切るようなものだ。
- その条件で利益を出せというのは、現場から見れば連木で腹を切れと言われているようなものだ。
- 口では『必ず返す』と言っているが、収入の当てもないのだから連木で腹を切るような約束だ。
類義語
- 擂木で腹を切る
- 杓子で腹を切る
- 木刀で腹を切る
- 不可能を試みる
- できない相談
対義語
- 為せば成る
- 精神一到何事か成らざらん
- 案ずるより産むが易し