軽諾は必ず信寡し
読み方:けいだく は かならず しん すくなし
意味
軽々しく承諾する人は、約束を守る誠意や信用が乏しくなりがちだ、という意味。十分に考えずに「やります」「できます」と引き受けると、後で実行できず、相手の信頼を失うことを戒める言葉。
由来
中国の思想書『老子』第六十三章にある「夫軽諾必寡信(それ軽諾は必ず信寡し)、多易必多難」に由来する。『老子』は春秋戦国時代(紀元前6~3世紀頃)に成立したとされる。「簡単に承知する者は必ず信用が少なく、物事を容易と見なす者には困難が多い」という教えである。
備考
一般には漢文風に「軽諾必寡信」とも表記する。日常会話より、仕事上の戒めや文章で用いられやすい。相手の依頼を慎重に検討し、責任をもって約束する重要性を説く。
例文
- 納期を確認せずに引き受けるのは危険だ。軽諾は必ず信寡しというから、実現可能か検討してから返事をしよう。
- 何でも「できます」と答えて期限を守れなければ、軽諾は必ず信寡しということになり、取引先からの信用を失ってしまう。
- 友人の頼みでも、守れない約束はしないほうがよい。軽諾は必ず信寡し、という言葉を忘れないでほしい。
分類
類義語
- 安請け合いは禁物
- 口約束は当てにならない
- 多易必多難