貧乏の上の長患い
読み方:びんぼう の うえ の ながわずらい
意味
貧乏で苦しい状態にあるところへ、さらに長く病気を患うこと。すでに困難や不幸があるのに、別の苦難まで重なって、苦しみがいっそう大きくなるたとえである。貧困や病気そのものに限らず、悪い条件が重なる場面に用いる。
由来
成立の正確な年代や初出文献は明らかではない。貧困と長期の病気という生活上の二重苦を重ねて表した、日本で生まれたたとえと考えられる。近世以降に広まり、上方(京都・大阪)系のいろはかるたでは「ひ」の札として採用されている。
備考
上方いろはかるたの「ひ」の札として知られる。病気や貧困にある当事者を直接評する表現は冷たく響くことがあるため、使用する相手や場面には配慮が必要である。
別表記
- 貧乏の上の長煩い
例文
- 会社の倒産で収入を失った直後に入院することになり、まさに貧乏の上の長患いだ。
- 修理費がかさむ中で家族まで病気になり、貧乏の上の長患いという状況になった。
- 不作で借金を抱えた農家に疫病まで広がるとは、貧乏の上の長患いと言える。