貧は世界の師
読み方:ひんは せかいの し
意味
貧乏や困窮を経験すると、世間の仕組み、人の情け、生活の苦労などを深く知ることができる、という意味。貧しさは人生や社会を教える先生のようなものだというたとえである。
由来
西洋に見られる「貧困や必要は人に知恵・世間知を教える」という趣旨のことわざに対応する日本語表現とされる。原典や日本語としての初出、成立した正確な年代は不詳である。
備考
貧困そのものを肯定したり、美化したりする言葉ではない。苦しい経験から世間知や生活の知恵が得られることを述べる際に用いる。
例文
- 若いころの苦しい生活を振り返り、父は「貧は世界の師だった」と語った。
- 祖母は、貧は世界の師という言葉どおり、節約の知恵は貧しい時代に身についたと言う。
- 貧は世界の師という面もあるが、困窮を美化せず、必要な支援を行うべきだ。