豚もおだてりゃ木に登る
読み方:ぶたも おだてりゃ きに のぼる
意味
人はおだてられたり持ち上げられたりすると気分がよくなり、普段ならしないことや難しいことにまで意欲を示すようになる、というたとえ。ほめ言葉やお世辞には人を動かす力があることを、ややからかう調子でいう。
由来
古くからの伝承ことわざとしての確かな初出や成立時期は不明である。1977年(昭和52年)放送開始のテレビアニメ「ヤッターマン」で台詞・決めぜりふとして用いられ、流行語となって広く定着したとされる。
備考
「豚」には相手を見下す響きがあるため、本人や目上の人に直接言うと失礼になりやすい。自嘲や、ほめ方が人を動かすことへの軽い皮肉として使われる。
別表記
- 豚もおだてれば木に登る
- おだてれば豚も木に登る
- 豚も煽てりゃ木に登る
- 豚も煽てれば木に登る
- 豚もおだてりゃ木にのぼる
補足
- 「褒めれば誰でも不可能なことまで必ずできる」という意味ではない。おだてられることで気分が乗り、普段以上に意欲を出す様子をたとえた表現である。
- 古くからの伝統的なことわざだと誤解されることがあるが、広く定着した背景には1977年放送開始のアニメ「ヤッターマン」の影響があるとされる。
例文
- 私は褒められるとすぐ張り切ってしまう。まさに「豚もおだてりゃ木に登る」だ。
- 部長は新人の小さな成果も認め、豚もおだてりゃ木に登るというように、皆の意欲を引き出している。
- 安易に持ち上げるだけではよくないが、豚もおだてりゃ木に登るという面を踏まえ、自信を持たせる言葉を選んだ。
分類
類義語
- おだてて使う
- 褒めて伸ばす
- お世辞も方便