譲るが花
読み方
ゆずる が はな
意味
人と争って自分の利益や勝ちを得ようとするよりも、あえて相手に譲るほうが美しく、結果として人間関係も円満になるということ。「花」は、最もよいもの・美しいものという意味である。
由来
「花」を「最もよい部分」「盛り」「美しさ」のたとえとして用い、争いの場面では譲る態度こそが最も望ましいという考えを表した日本のことわざである。正確な初出や成立年代は不明だが、近世以降に広く用いられてきた表現とされる。
分類・由来
備考
必ずしも自分が損をすべきという意味ではなく、無益な争いを避けるために譲歩することの価値をいう。競争や交渉の場面で、穏やかに助言する際にも使う。
例文
- 席は一つしかなかったが、先輩に譲った。譲るが花というものだ。
- 値引き交渉で無理に相手を追い込まず、今回は条件を譲った。商売でも譲るが花のことがある。
- 兄弟げんかになりそうだったので、弟が先に折れた。譲るが花で、すぐに仲直りできた。
類義語
対義語
- 我を通す
- 勝てば官軍
- 強引に押し通す