諸刃の剣
読み方:もろは の つるぎ
意味
一方では大きな利益や効果をもたらすが、他方では重大な危険・損害も招きうる物事のたとえ。便利さや強い力を持つ反面、使い方や状況によっては自分にも悪い結果が及ぶものをいう。
由来
「諸刃」は、刀身の表裏の両方に刃がある剣を指す日本語の刀剣用語である。両側に刃がある剣の強い威力と、扱いを誤れば危険を招くというイメージから、利点と害が併存する物事の比喩となった。慣用句としての正確な初出年・成立時代、および特定の典拠は不明。
備考
主に「Aは諸刃の剣だ」の形で用いる。単に長所と短所があるというより、大きな効果と無視できない危険が表裏一体である場合に使う。
別表記
- 諸刃のつるぎ
- もろ刃の剣
- 両刃の剣
- 両刃のつるぎ
補足
- 「利益が二重に得られる」という意味ではない。利点と危険・損害の可能性が表裏一体であることをいう。
- 慣用的な読みは「もろはのつるぎ」であり、「諸刃」を「しょは」と読むのは不適切。
例文
- 生成AIは作業効率を高める一方で誤情報の拡散も招きうる、諸刃の剣だ。
- 大幅な値下げは客を呼び込めるが、利益率を下げる諸刃の剣になりかねない。
- 厳しい批判は成長を促すこともあるが、自信を失わせる諸刃の剣でもある。
分類
類義語
- 両刃の剣
- 一長一短
- 毒にも薬にもなる
- ハイリスク・ハイリターン