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親は無くとも子は育つ

読み方:おや は なくとも こ は そだつ

意味

親がいなくても、子どもは自分の生命力や周囲の助けによって成長していくという意。親は子の将来を過度に心配したり、いつまでも手をかけすぎたりする必要はない、という戒めや励ましとしていう。ただし、親の存在や適切な養育の大切さを否定する趣旨ではない。

由来

作者や初出を特定できる文献は不明である。近世、特に江戸時代(17~19世紀)に成立・流布した上方いろはかるたの「お」の札として知られる。親を失った子も成長していく現実を踏まえ、子どもが本来もつ成長力や自立の力を表した民間のことわざである。

備考

上方いろはかるたの「お」の札。子の自立を促す場面で用いるが、親を亡くした人や養育に困難を抱える人に対しては、文字どおりに用いると配慮を欠くことがある。

別表記

  • 親はなくとも子は育つ
  • 親は無くても子は育つ
  • 親なくとも子は育つ

誤用・混同注意

  • 「親がいなくても放置すれば子どもは必ず問題なく育つ」という意味ではない。子の自立する力を述べた表現であり、養育や支援が不要だとする趣旨ではない。

例文

  • 子どもが初めて一人暮らしをするので心配だが、「親は無くとも子は育つ」という。困ったときにだけ支えよう。
  • 祖父は孫の失敗を先回りして助ける父親に、「親は無くとも子は育つものだ。少し見守りなさい」と諭した。
  • 「親は無くとも子は育つ」と言うからといって、親が子育ての責任を放棄してよいわけではない。

分類

類義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字