親の意見と冷酒は後から効く
読み方
おや の いけん と ひやざけ は あと から きく意味
親の忠告は、聞いたその時にはうるさく感じたり価値が分からなかったりするが、時がたって経験を重ねてから、その正しさやありがたさが身にしみて分かるという意味。冷酒が飲んだ直後より後になって酔いが回ることにたとえたことわざ。由来
冷やした酒、または燗をしない酒は、飲んだ直後には酔いを強く感じにくいが、後になって効いてくるとされた庶民の飲酒経験に基づくたとえ。親の小言や忠告も同様に後から効くという形で広まった。成立年は不詳だが、近世から近代にかけて口承で定着したと考えられる。備考
「冷酒」は「れいしゅ」ではなく、ことわざでは一般に「ひやざけ」と読む。親の意見を絶対視するというより、経験に基づく忠告の価値を後で知るという文脈で使う。例文
- 若いころは反発していたが、社会に出てから親の意見と冷酒は後から効くものだと実感した。
- 父に貯金をしろと言われた時は面倒だったが、今となっては親の意見と冷酒は後から効くという言葉の通りだ。
- 進路で迷った時、母の忠告を思い出し、親の意見と冷酒は後から効くのだと思った。
- あの時の小言を聞き流さなければよかった。親の意見と冷酒は後から効くとはよく言ったものだ。
- 子どもには今は伝わらなくても、親の意見と冷酒は後から効くと信じて、必要なことは言っておきたい。
類義語
- 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない
- 親の意見と冷や酒は後で効く
- 薬の効き目は後からわかる
対義語
- 喉元過ぎれば熱さを忘れる