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親しき仲にも垣をせよ

読み方:したしき なか にも かき を せよ

意味

どれほど親しい間柄であっても、相手への敬意や節度を失わず、守るべき境界線を設けるべきだという意味。親しいからといって無遠慮に踏み込んだり、金銭・仕事・私生活などを曖昧にしたりすると、かえって関係を損ねることがあるという戒め。

由来

江戸時代初期までに成立した日本のことわざとされる。松江重頼の俳諧書『毛吹草(けふきぐさ)』(正保2年・1645年)に類する表現が見られるとされ、親しい人との間にも「垣」、すなわち節度やけじめを置くことをたとえたもの。

備考

「垣」は家と家の境を区切る垣根から、他者との適切な距離・けじめを表す。冷たく距離を置けという意味ではなく、良好な関係を保つために礼儀やルールを守るという教え。

例文

  • 長年の友人だからこそ、お金の貸し借りは書面を残そう。親しき仲にも垣をせよ、というからね。
  • 家族経営でも役割と責任を明確にした。親しき仲にも垣をせよという考え方が必要だ。
  • 上司と部下が仲良くするのはよいが、勤務中の態度には節度がいる。親しき仲にも垣をせよだ。

分類

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字