衣は新しく友は古く
読み方:ころも は あたらしく とも は ふるく
意味
衣服は新しいものほど見栄えや着心地がよいが、友人は長い年月を共にして信頼を築いた旧友ほど貴重である、という意味。新しい出会いを否定するのではなく、昔からの友人を大切にすべきだという教え。
由来
中国の故事・格言集『晏子春秋』にある「衣莫若新、人莫若故(衣は新しきにしかず、人は故きにしかず)」に基づくとされる。晏子の活躍した時代は春秋時代(紀元前6世紀)だが、『晏子春秋』自体の成立は戦国時代から前漢初期(紀元前3〜2世紀頃)とみられる。日本語では「人」を「友」として定着した。
備考
「衣」は衣服のこと。旧友の価値を述べる表現であり、新しい友人を作るなという意味ではない。「衣は新しく、人は古く」ともいう。
例文
- 新しい取引先との関係も大切だが、衣は新しく友は古くというように、長年支えてくれた仲間をないがしろにしてはいけない。
- 同窓会で幼なじみと再会して語り合い、衣は新しく友は古くという言葉を実感した。
- 部長は新人を歓迎しつつも、「衣は新しく友は古く。昔からの顧客への感謝も忘れないように」と社員に話した。
分類
類義語
- 衣不如新、人不如故
- 友は古きを尊ぶ
- 古い友人と古い酒は捨てるな