蜘蛛の巣で石を吊る
読み方:くものすで いしを つる
意味
蜘蛛の巣のように弱いものを使って重い石を吊り下げようとすることから、到底成功しそうにないこと、または支えが頼りなく非常に危険なことのたとえ。無理な計画や、基盤の弱いまま大事を行う状況にいう。
由来
蜘蛛の巣は細く弱く、重い石を吊るせばすぐに切れてしまうという身近な観察に基づくたとえ。特定の著作や成立年代は明らかではないが、日本で古くから用いられてきたことわざとされる。
備考
「不可能・無謀」という意味だけでなく、「支えが弱くて危険」という意味合いでも使う。表記は、魚を捕る「釣る」ではなく、物を下げる「吊る」が標準。
別表記
- 蜘蛛の巣で石をつる
誤用・混同注意
- 「蜘蛛の巣で石を釣る」と書くのは誤り。石を下げる意味なので「吊る」を用いる。
- 困難だが工夫すれば成功できることの意味ではなく、成功の見込みが薄いことや、支えが弱く危険なことをいう。
例文
- 資金も人員もないのに全国展開を急ぐのは、蜘蛛の巣で石を吊るような計画だ。
- 古いロープ一本でこの大きな荷物を支えるのは、まさに蜘蛛の巣で石を吊るようで危ない。
- 十分な検証をせずに新制度を導入するのは、蜘蛛の巣で石を吊るに等しい。
分類
類義語
対義語
- 大船に乗ったよう
- 石橋を叩いて渡る
対比・対照ことわざ
- 大船に乗ったよう
- 石橋を叩いて渡る