蛸の共食い
読み方
たこ の ともぐい意味
同じ仲間・同業者・同じ立場の者どうしが、互いに争ったり利益を奪い合ったりして、結局は双方または全体が損をすること。身内や同類の間で消耗し合う愚かさをたとえていう。由来
タコが空腹になると自分の足を食べる、またはタコどうしが食い合うとする俗信・観察に基づくたとえ。そこから、同類どうしが互いを食い潰すことをいうようになった。成立時期や初出年は不明だが、近世以降に「蛸は身を食う」など類似表現が見られる。備考
ビジネスや政治などで、内部競争が全体の損失になる場合によく使う。やや批判的な表現で、人に直接言うと角が立つことがある。例文
- 同じ商店街の店が値下げ競争ばかりしていては、蛸の共食いになるだけだ。
- 系列会社どうしで顧客を奪い合うのは、まさに蛸の共食いだ。
- 部署間で手柄を取り合って協力しないから、蛸の共食いのように組織全体の力が落ちている。
- ファン同士が互いを攻撃していては、作品の評判まで下がり、蛸の共食いになってしまう。
- 候補者を乱立させれば票が割れ、蛸の共食いで相手に勝利を譲ることになる。
類義語
- 同士討ち
- 仲間割れ
- 内輪もめ
- 身内同士の食い合い
- 骨肉相食む
- 同業者同士の潰し合い
対義語
- 一致団結
- 共存共栄
- 相互扶助
- 持ちつ持たれつ
- 呉越同舟