蛤の年取り
読み方
はまぐり の としとり意味
年を取るばかりで、その年齢に見合う経験・知恵・実りがないことのたとえ。長く生きたり年月を費やしたりしても、成長や成果が伴わず、ただ年数だけが増えていく状態をやや皮肉っていう。由来
詳しい初出年は不明。江戸時代の俚諺・たとえ言葉として広まったとされる。蛤は殻の筋などで年を経たことは分かるが、人間のような知恵や功績を積むわけではない、という見立てから「年を取るだけで甲斐がない」ことを表したもの。備考
古風で使用頻度は低い表現。人を直接評すると失礼になりやすいので注意。「馬齢を重ねる」に近いが、よりことわざ的・比喩的。例文
- 入社して十年になるのに基本も身についていないとは、蛤の年取りと言われても仕方がない。
- ただ会議に出ているだけで学ぼうとしなければ、蛤の年取りになってしまう。
- 年齢を重ねたから偉いのではない。蛤の年取りにならぬよう、経験を知恵に変えたい。
- 彼は芸歴こそ長いが稽古を怠ってきたので、師匠から蛤の年取りだと叱られた。
- 資格の勉強を始めて何年もたつのに受験すらしていない。これでは蛤の年取りだ。
類義語
- 馬齢を重ねる
- 犬馬の年を重ねる
- 徒に年を取る
- 年ばかり食う
- 無為に年を重ねる
対義語
- 亀の甲より年の功
- 老いてますます盛ん
- 年功を積む