虎口を逃れて竜穴に入る
読み方
ここう を のがれて りゅうけつ に はいる意味
虎の口という危険な場所からようやく逃げ出したのに、今度は竜のすみかというさらに危険な場所へ入ってしまうこと。危機を脱したと思った直後に、別の、またはより大きな災難に遭うたとえ。由来
「虎口」は虎の口、つまり命にかかわる危険な場所、「竜穴」は竜の住む穴で、同じく非常に危険な場所を表す。中国の古典的表現に基づくとされるが、特定の出典や成立年は未詳。日本では近世以降のことわざ・俗諺資料に類句が見られる。備考
文章語・硬めの表現で、日常会話では「一難去ってまた一難」などの方が一般的。「虎口」は「ここう」と読む。例文
- 借金取りから逃げたと思ったら、今度は詐欺師にだまされるとは、まさに虎口を逃れて竜穴に入るだ。
- ブラック企業を辞めて転職したのに、次の会社はさらに過酷で、虎口を逃れて竜穴に入る結果になった。
- 台風を避けて別の町へ移動したら、そこが洪水に遭い、虎口を逃れて竜穴に入る思いをした。
- 厳しい上司から離れられたと喜んでいたが、新しい担当者はもっと手ごわく、虎口を逃れて竜穴に入るとはこのことだ。
- 安い修理業者に頼んで費用を抑えたつもりが、かえって故障が悪化し、虎口を逃れて竜穴に入る羽目になった。
類義語
- 一難去ってまた一難
- 前門の虎、後門の狼
- 泣き面に蜂
- 弱り目に祟り目
- 踏んだり蹴ったり
対義語
- 災い転じて福となす
- 雨降って地固まる
- 苦あれば楽あり