虎は千里行って千里帰る
読み方
とら は せんり いって せんり かえる
意味
虎が一日に千里も進み、さらに千里を帰るほど行動力が強いという意味から、遠く離れていても子を案じ、必ず子のもとへ帰ろうとする親、特に母親の深い愛情をたとえることわざ。転じて、非常に勢いがあり行動範囲が広いことをいう場合もある。
由来
中国で伝えられた、虎は一日に千里を行き千里を帰るほど強く行動力のある動物だという伝承に基づく表現とされる。そこから、遠くへ出ても子のいる巣へ戻る虎の姿に、子を思う親心を重ねた。日本への伝来時期や日本語としての初出文献は明確ではないが、古くからことわざとして定着している。
分類・由来
備考
主に、子どもを気遣う親、とりわけ母親の愛情をいう。現代では実際の移動距離ではなく、離れていても変わらない親心を表す比喩として使われる。
例文
- 娘が遠方へ嫁いでも、母はいつもその身を案じている。まさに「虎は千里行って千里帰る」だ。
- 単身赴任中の父が毎週末に子どもたちのもとへ帰る姿を見ると、虎は千里行って千里帰るという言葉を思い出す。
- 出張で世界中を飛び回っていても、彼女は子どもの行事には必ず戻ってくる。虎は千里行って千里帰る親心なのだ。
類義語
- 子を思う親心
- 子は親を思うより親は子を思う
- 親の心は海より深い