蒟蒻で手を焼く
読み方
こんにゃく で て を やく意味
相手がのらりくらりとしていてつかみどころがなく、どう扱えばよいか分からず困ることのたとえ。軟らかく、ぬるぬるして手応えのない蒟蒻を相手にして「手を焼く」という、処置に困る状況を表す。由来
初出年・成立時期は不詳。蒟蒻は軟らかく水気があり、熱いものではないため本来「手を焼く」ことはない。その手応えのなさ、扱いにくさを、処置に困る意の慣用句「手を焼く」と結びつけた比喩表現。江戸期以降の庶民的なことば遊びに由来すると考えられるが、確定した年代は不明。備考
やや古風で使用頻度は高くない。単に厄介というより、相手に手応えがなく、のらりくらりして扱いに困る場合に使う。例文
- あの人は質問してもはぐらかしてばかりで、まるで蒟蒻で手を焼くようだ。
- 新人は叱っても褒めても反応が薄く、上司は蒟蒻で手を焼いている。
- 交渉相手が結論を先延ばしにするので、蒟蒻で手を焼く思いだった。
- 子どもが何を考えているのか言わず、親としては蒟蒻で手を焼くことがある。
- 彼の曖昧な返事には、こちらも蒟蒻で手を焼くばかりだ。
類義語
- 糠に釘
- 暖簾に腕押し
- 豆腐に鎹
- 手応えがない
- つかみどころがない
対義語
- 歯が立たない
- 手に負えない
- 一筋縄ではいかない