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芻豢甘きを加えず

読み方:すうかん あまき を くわえず

意味

「芻豢」は牛・羊・豚・犬などの肉類をいう。肉には本来うまみがあるため、さらに甘味を加える必要はないという意。転じて、真に優れたものは、余分な飾りや誇示をしなくても、その価値や魅力が十分に伝わることのたとえ。

由来

「芻」は草を食べる獣、「豢」は穀物で飼う獣を表し、合わせて肉類を指す中国古典語である。肉そのものの味には甘味を足さない、という比喩から生まれた表現とされる。中国古典に由来する故事的表現だが、この形の特定の原典および成立年は明確ではない。

備考

「芻豢」は現代語ではほとんど用いない古語であり、全体として文章語・教訓的な表現である。日常会話での使用頻度は低い。

別表記

  • 芻豢に甘きを加えず

誤用・混同注意

  • 「芻豢」を「すうけん」と読むのは誤りで、標準的な読みは「すうかん」。
  • 「粗末な飼料に甘味を加えない」という意味に取るのは不正確。ここでの「芻豢」は主に肉類を指し、本来優れたものに余計な飾りは不要だという比喩である。

例文

  • この絵は構図と色彩だけで力がある。まさに芻豢甘きを加えずで、余計な装飾は不要だ。
  • 彼の報告書は簡潔だが内容が充実している。芻豢甘きを加えずというように、飾った言葉がなくても説得力がある。
  • 素材のよい魚なので、料理長は芻豢甘きを加えずとばかりに、味付けを最小限にとどめた。

分類

類義語

対義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字