舌三寸に胸三寸
読み方
したさんずん に むねさんずん意味
人の口から出る言葉と、胸の内にある本心とは一致するとは限らない、ということ。話しぶりがもっともらしくても、言葉だけで相手の真意を判断してはいけないという戒めを表す。由来
「舌」は口先で語る言葉、「胸」は心の中・本心を表す。「三寸」はわずかな距離・大きさをいう語で、舌と胸という近い位置にあるものでも、口に出すことと内心とは別である、という趣旨から生まれた表現とされる。成立した正確な年代や初出は明確ではないが、近世以降に用いられてきたことわざである。備考
相手の言葉と本心の隔たりを疑う、やや警戒的な言い方。日常会話では「口と腹は違う」「口先三寸」のほうが通じやすい場合もある。例文
- 彼は契約すると言ったが、舌三寸に胸三寸ともいうから、書面で確認するまでは安心できない。
- 相手の甘い言葉をそのまま信じるな。舌三寸に胸三寸というだろう。
- 謝罪の言葉は立派だったものの、舌三寸に胸三寸かもしれないので、その後の行動を見守ることにした。
類義語
- 口と腹は違う
- 口先三寸
- 口では大阪の城も建つ
- 言葉巧み
対義語
- 腹を割って話す
- 率直に言う
- 表裏がない