織田がつき羽柴がこねし天下餅すわりしままに食うは徳川
読み方
おだ が つき はしば が こねし てんかもち すわりし ままに くう は とくがわ意味
織田信長が天下統一の基礎を築き、羽柴秀吉がそれを完成に近づけたが、最後に徳川家康がほとんど苦労せず天下を手に入れた、という意味。転じて、他人が苦労して準備した成果を、最後に別の人が得ることをいう。由来
江戸時代以後に広まったとされる狂歌・俗謡風の句に由来する。正確な成立年は不明。戦国末期から江戸初期の天下統一過程を、餅つきにたとえ、信長・秀吉・家康の役割を風刺的に表したもの。備考
歴史人物への評価を含む風刺的表現。日常会話では長いため一部だけ引用されることもある。家康を「横取りした人」と見るニュアンスに注意。例文
- 新規事業の準備は先輩たちがしたのに、表彰されたのは後任の部長で、まさに織田がつき羽柴がこねし天下餅すわりしままに食うは徳川だ。
- 研究の土台を作った人より、最後に発表した人だけが評価されるのは、織田がつき羽柴がこねし天下餅すわりしままに食うは徳川という感じがする。
- 長年交渉してきた担当者が異動した直後に契約がまとまり、新担当者の手柄になった。織田がつき羽柴がこねし天下餅すわりしままに食うは徳川だね。
- 彼は苦労せずに完成済みのプロジェクトを引き継いで成果を得たので、同僚から織田がつき羽柴がこねし天下餅すわりしままに食うは徳川と言われた。
- 歴史の授業でこの句を習い、天下統一が一人の力だけでなく、信長・秀吉・家康の流れの中で進んだことを理解した。
類義語
- 漁夫の利
- 犬兎の争い
- 鳶に油揚げをさらわれる
- 他人の褌で相撲を取る
対義語
- 自業自得
- 身から出た錆
- 蒔かぬ種は生えぬ