秋葉山から火事
読み方
あきはさん から かじ意味
火伏せ・防火の神として信仰される秋葉山から火事が出るという意から、最もそのことに注意しているはずの所や、その役目を担う人から、かえって失敗や不祥事が起こること。防ぐべき立場の者が原因になる皮肉をいう。由来
秋葉山は静岡県浜松市の秋葉山本宮秋葉神社を中心とする火伏せ信仰で知られ、江戸時代には秋葉講などを通じて全国に広まった。防火の霊験で有名な秋葉山から火事が出るという逆説的な発想から生まれたことわざ。成立年は不明だが、江戸時代以降の民間信仰を背景に定着したと考えられる。備考
「秋葉」は地域や文脈により「あきは」「あきば」と読まれるが、秋葉山本宮秋葉神社は「あきはさん」。皮肉・批判の調子が強いので使う相手に注意。例文
- 防災訓練を担当する部署の倉庫から出火したとは、まさに秋葉山から火事だ。
- 情報管理を厳しく指導していた会社が個人情報を漏らすなんて、秋葉山から火事と言われても仕方がない。
- 衛生管理の専門家が食中毒を出した店を経営していたとは、秋葉山から火事のような話だ。
- 交通安全を呼びかける団体の車が違反をしたと聞き、みんな秋葉山から火事だとあきれた。
- セキュリティ会社のシステムが真っ先に侵入されたのだから、これは秋葉山から火事の典型例だ。
類義語
- 紺屋の白袴
- 医者の不養生
- 坊主の不信心
- 易者身の上知らず
- 河童の川流れ
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖
- 用心に怪我なし