神輿は軽い方がよい
読み方:みこし は かるい ほう が よい
意味
祭りで担ぐ神輿は軽いほうが担ぎやすいことから、組織の長や中心に据える人物は、周囲の者が思いどおりに動かしやすい、自己主張や力量の強すぎない人物がよい、というたとえ。多くの場合、当人を能力不足の「お飾り」とみなす皮肉・侮蔑を含む。
由来
祭礼で神輿を担ぐ際、軽い神輿ほど担ぎ手の負担が少なく扱いやすいという実感を、組織の長を「担ぐ」ことにたとえた表現である。「担ぎ上げる」という言い方とも結び付く。成立した正確な年代や初出文献は未詳だが、江戸時代以降の祭礼文化を背景に広まったと考えられる。
備考
組織のトップを「担ぐ側」の視点から述べる、かなり否定的な表現。本人の前で使うと侮辱になりやすい。「軽い」は単に性格が明るいという意味ではない。
別表記
- 神輿は軽いがよい
- 御輿は軽い方がよい
- 御輿は軽いがよい
補足
- 「軽い」を『気さくで明るい性格』という褒め言葉として解釈するのは不正確。ここでは、周囲に操られやすく、権威や力量が強すぎない人物を指す。
- 文字どおり、祭りで軽量な神輿が望ましいという話だけを指す表現ではない。通常は組織の長や代表者についての比喩として用いる。
例文
- 役員たちは自分たちの意見に従う会長を選びたがり、まさに「神輿は軽い方がよい」という発想だった。
- 候補者を神輿は軽い方がよいなどと評するのは、本人をお飾り扱いする失礼な言い方だ。
- 実力者を避けて従順な代表を立てる彼らのやり方は、「神輿は軽い方がよい」を地で行っている。
分類
類義語
- 神輿は軽いがよい
- 神輿は軽くてぱーがいい
対比・対照ことわざ
- 神輿は軽くてぱーがいい