神は細部に宿る
読み方:かみ は さいぶ に やどる
意味
優れた仕事や作品の価値・完成度は、全体の構想だけでなく、見落とされがちな細かな部分への徹底した配慮によって決まる、という意味。細部まで丁寧に仕上げることの重要性をいう。
由来
西洋の格言「God is in the details(神は細部に宿る)」に由来する。19世紀フランスの作家ギュスターヴ・フローベールの言葉とされることがあるが、確かな初出・帰属には諸説ある。20世紀には建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉としても広まり、日本語でも建築・デザイン・仕事術の文脈で定着した。
備考
建築、デザイン、編集、製造、接客などで、細かな配慮の重要性を強調する際によく使う。宗教的な信仰を表すというより、比喩的な表現として用いられることが多い。
例文
- この製品は、ボタンの押し心地まで計算されている。神は細部に宿るという姿勢が品質を支えている。
- 企画の方向性がよくても、誤字や図表のずれを放置してはいけない。神は細部に宿るのだから、最終確認を徹底しよう。
- 建築家は壁の素材や照明の角度にまでこだわった。まさに神は細部に宿る、という設計だった。
分類
類義語
- 細部にこそ神が宿る
- ディテールに神は宿る
対義語
- 細部をおろそかにする
- 大局のみを重視する