石臼を箸で回す
読み方:いしうす を はし で まわす
意味
重く大きな石臼を細い箸で回そうとするように、目的や仕事の大きさに比べて手段・能力・人手があまりに不足しており、実現がほとんど不可能であることのたとえ。また、無理な方法で大事を成し遂げようとすることをいう。
由来
大きく重い石臼は、通常は人の力や適切な道具で回すものであり、細い箸では到底動かせないことに基づくたとえである。特定の古典に初出を求めることは難しく、成立した正確な年代・時代は不明だが、日本で日常的に用いられた石臼を題材にしたことわざとして伝わる。
備考
能力・手段と目標のつり合いが取れていない場合に使う。努力そのものを嘲るより、計画の無理や手段の不適切さを指摘する表現である。
別表記
- 石臼を箸で廻す
誤用・混同注意
- 「少ない力でも工夫すれば大きなことを成し遂げられる」という前向きな意味ではない。一般に、力や手段が不足していて無理であることをいう。
例文
- 数人で全国規模の調査を一週間で終える計画は、石臼を箸で回すようなものだ。
- 十分な予算も人員もないのに新事業を成功させようとしても、石臼を箸で回すことになりかねない。
- その小さな装置だけで巨大な岩を動かそうとは、まさに石臼を箸で回す試みだ。
分類
類義語
対義語
- 蟷螂の斧
- 小よく大を制す
対比・対照ことわざ
- 小よく大を制す
- 急がば回れ