石を投げて玉を引く
読み方:いし を なげて たま を ひく
意味
自分の拙い意見や作品などを先に示して、相手の優れた意見や作品を引き出すこと。自分が示す粗末なものを「石」に、相手から引き出す優れたものを「玉」にたとえた謙遜表現。
由来
中国の成語「抛磚引玉」に対応する日本語表現。自分の粗末な意見や作品を先に示し、相手の優れた意見や作品を引き出す意である。「抛磚引玉」は宋代の仏教書『景徳伝灯録』に見えるが、「石を投げて玉を引く」という日本語形の成立時期は不詳。
備考
やや古風で硬い表現。謙遜して自分の意見や作品を「石」と呼ぶ場合にも使うが、金銭的利益の意味では「海老で鯛を釣る」の方が一般的。
例文
- 会議であえて未完成の案を出したのは、石を投げて玉を引くためだった。
- 彼の短いコメントをきっかけに、専門家から詳しい解説を引き出した。まさに石を投げて玉を引くようなものだ。
- 私の拙い俳句を披露したところ、先生が見事な添削をしてくれた。石を投げて玉を引いた形だ。
分類
類義語
- 投石引玉
- 抛磚引玉
対義語
- 骨折り損のくたびれ儲け
- 労多くして功少なし
- 海老で鯛を釣り損なう