石に花咲く
読み方:いし に はな さく
意味
石の上には本来花が咲かないことから、普通なら起こりそうにないこと、またはめったにない非常に珍しい出来事をいう。予想外の幸運や変化に驚く気持ちを込めて用いることもある。
由来
成立した正確な年や最初の出典は不詳。花の咲かない石に花が咲くという、現実には考えにくい情景をたとえにした日本のことわざである。近世以降に伝わる尾張いろはかるたでは、「い」の札のことばとしても知られる。
備考
尾張いろはかるたの「い」の札として知られる。現代ではやや古風な表現で、「石に花が咲くような」の形で意外さや希少さを強調して使われる。
別表記
- 石に花が咲く
- 石にも花が咲く
誤用・混同注意
- 努力や忍耐によって不可能を可能にするという教訓として解釈するのは適切ではない。基本的には、起こりそうもないこと・めったにないことのたとえである。
例文
- ふだん人を褒めない部長が新人を絶賛したので、皆は石に花咲くような出来事だと驚いた。
- 長く断られ続けた企画が一度で承認されるなんて、石に花咲くほど珍しいことだ。
- あの二人が仲直りするとは石に花咲くようだ、と周囲は半信半疑だった。
分類
類義語
- 烏の頭が白くなる
- 枯れ木に花咲く
対義語
- 日常茶飯事
- 当たり前