知恵は小出しにせよ
読み方
ちえ は こだし に せよ意味
自分の知恵・工夫・情報・手の内を、一度にすべて見せたり使ったりせず、必要な時に少しずつ出すのがよいという意味。交渉や仕事、人間関係で、先に全部を明かすと軽く見られたり、相手に利用されたりすることへの戒め。由来
特定の故事や古典に由来するものではなく、起源・成立年代は不詳。「小出し」は少量ずつ出すことを表し、知恵や策を一度に出し切らないほうが処世上有利だという経験則から生まれたことわざと考えられる。近世以降の口承的な処世訓として広まった可能性があるが、確定的な初出年は不明。備考
知恵を隠して意地悪をする意味ではなく、状況を見て効果的に出すという処世訓。ビジネスや交渉の文脈で使いやすい。例文
- 会議で最初から全部の案を見せるのではなく、知恵は小出しにせよと考えて、相手の反応を見ながら提案した。
- 交渉では手の内を明かしすぎないほうがいい。知恵は小出しにせよ、ということだ。
- 新人に一度にすべて教えると混乱するから、知恵は小出しにせよのつもりで少しずつ説明している。
- 彼は企画の核心部分を最後まで伏せていた。まさに知恵は小出しにせよを実践している。
- 困っている友人に助言したい気持ちはあるが、知恵は小出しにせよで、今必要なことだけ伝えることにした。
類義語
- 能ある鷹は爪を隠す
- 才子才に倒れる
- 智恵は時に従え
- 切り札は最後まで取っておけ
対義語
- 知恵を出し惜しみするな
- 持てる力を出し尽くせ
- 全力を尽くせ