病と命は別物
読み方:やまい と いのち は べつもの
意味
病気にかかっていることと、その人がいつまで生きるかという寿命は、必ずしも同じではないということ。病を得ても直ちに命を失うとは限らず、健康そうに見える人でも長生きするとは限らない、という意味でいう。
由来
江戸時代に成立・普及した上方いろはかるたの「や」の札として知られることわざである。病気の有無と寿命とは必ずしも一致しないという、日常的な観察から生まれた表現と考えられる。正確な初出年や作者は不明。
備考
上方いろはかるたの「や」の札。病気を軽視したり、治療が不要だとしたりする意味ではない。病気の人を励ます際は、相手の状況に配慮して用いる。
別表記
- 病と命とは別物
- 病と命は別
補足
- 「病気でも治療せず放置してよい」という意味に解釈するのは誤り。病気と寿命が必ずしも直結しないという趣旨であり、病状の重さや医療上の危険を否定するものではない。
例文
- 医師は、「慢性疾患とは長く付き合う必要がありますが、病と命は別物です」と患者を励ました。
- 祖父は若いころ大病を経験したが九十歳を超えて元気に暮らしており、病と命は別物だと感じる。
- 病と命は別物とはいえ、症状を放置してよいという意味ではないので、早めに受診しよう。
分類
類義語
- 一病息災
- 病気と寿命は別である