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男子厨房に入らず

読み方

だんし は ちゅうぼう に はいらず

意味

男性は炊事や台所仕事をする場に立ち入るべきではない、という伝統的な性別役割の考え方を表すことわざ。転じて、男は家事をせず外で働くものだという価値観をいう。現在では性別による役割分担を固定する古い考え方として、批判的・皮肉に用いられることも多い。

由来

中国の儒教古典『孟子』の「君子、庖厨(ほうちゅう)を遠ざく」に由来するとされる。『孟子』は戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)に成立した書物で、原義は君子が動物を殺す場面を見れば哀れに思うため、厨房・屠殺の場から距離を置くというものだった。これが日本で「男性は台所仕事をしない」という意味合いで広まり、現在の形になった正確な時期は不詳である。

分類・由来

備考

現代では性別役割を固定する表現と受け取られやすく、日常的に肯定して使う際には注意が必要である。批判・皮肉として引用されることも多い。

例文

  • 祖父は「男子厨房に入らず」と言って、料理を祖母に任せきりにしていた。
  • 「男子厨房に入らず」という考え方は、現代の家庭では見直されている。
  • 彼は男子厨房に入らずという言葉にこだわらず、毎朝家族の朝食を作っている。

類義語

  • 君子、庖厨を遠ざく
  • 男は台所に立たない

このことわざに使われている漢字