産屋の風邪は一生つく
読み方:うぶや の かぜ は いっしょう つく
意味
出産後、産屋にいる間に産婦がひいた風邪は一生治りにくいということ。産後は体が弱っているため、風邪をひかないよう十分に養生すべきだという戒め。
由来
成立年代は不詳。昔、出産のために設けた「産屋」で新生児や産婦が風邪をひくと、その弱りが一生残ると考えられた民間的な経験則・俗信に由来する。近世以前から口承で伝わったとみられるが、明確な初出年は確認されていない。
備考
やや古風な表現で、日常会話ではあまり頻出しない。産婦が産屋でひいた風邪は長く残るとされたことから、産後は体を冷やしたり無理をしたりせず、十分に養生すべきだと戒めることわざ。現代医学上の断定ではなく、伝統的な生活上の戒めとして理解するのが適切である。
例文
- 母は出産を終えた娘に、産屋の風邪は一生つくというから、しばらくは無理をせず養生しなさいと言った。
- 産屋の風邪は一生つくと昔からいうので、家族は産後の彼女が体を冷やさないよう気を配った。
- 祖母は、産屋の風邪は一生つくものだから、産後に少しでも具合が悪ければ十分に休むよう諭した。
- 産後すぐに家事へ戻ろうとした妻を、夫は産屋の風邪は一生つくという言葉を引いて引き止めた。
- 産屋の風邪は一生つくとの戒めにならい、出産後は周囲の助けを借りてゆっくり体を休めることにした。